トップ>グルメ

 吉林の冬に「千里に凍り、万里に雪が舞う」の美しい景色が見えるほか、滴る水が氷になり、雪がひざの高さまで積もるのことも体験できる。

 冬において全ての物が凍られる。食べ物は寒さで新鮮度を保つことができる同時に、ひと味違うの美味しさが引き出される。寒さによって作られた美味しさは、人々の食欲をそそる。

 凍り梨

 黄色の梨は低温で色が黒くなり、縮んで薄い氷のカバーが表面に附着する。暖かい室内にしばらく置き、表面の薄い氷のカバーを潰して取り外し、まずは梨の皮を噛み破って汁を吸う。そして氷のかけらが付いた果肉を食べる。果肉は柔らかくてさわやかな食感で非常に美味しい。

 凍り柿

 皮に薄い霜が凝結し、小さい灯籠みたいの凍り柿。食べる時は、まずお水に入れて解凍し、それから赤い皮を噛み破って氷のかけらが付いた果肉と汁を口の中に吸い込む。解凍の時間をもう少し延ばしたら、渋い果肉は汁になり、甘くてとろとろ、美味しさが倍増できる。

 凍りもも

 ももの缶詰が良く食べられるが、吉林の冬に、凍りももが人気の食べ物だ。冷凍したももは缶詰よりも美味しい。

 氷糖果物(タンフール)

 サンザシの実、いちごなど各種の新鮮な果物を竹串に刺し、煮溶かした砂糖の中につけて衣を着せた菓子のことだ。(糖葫芦:タンフール)という。冬の吉林の露店で販売されるタンフールは、色が鮮やかで食欲をそそる。

微信图片_20210203092851.jpg

 凍り白菜

 昔から中国東北の人は冬になると白菜を蓄える習慣がある。凍った白菜は甘みが出るからだ。

 煮物に最適で、白菜と豚肉と春雨の煮物は有名な東北料理だ。

 凍り豆腐

 木綿豆腐を賽の目切りにし、室外に置いて冷凍する。しばらく経ったら、薄い黄色の凍り豆腐が出来上がる。低温はお豆腐の色を変え、独特の風味を与えた。お料理の汁をよく吸い込む蜂の巣状の凍り豆腐は煮物に最適だ。

 豚皮の煮凝り

 豚皮をゆがいて表面が少し曲がったら、水から出して細切りにし、またお水に入れて弱火でゆっくりと煮込む。どろどろに煮込んだらベランダに一晩置けば歯ごたえがいい豚皮の煮凝りが出来上がる。

 食べる時は一口サイズに切り、お醤油とにんにくのみじん切り、ごま油などで作ったソースをかけると、東北料理代表の一品になる。

微信图片_20210203092941.jpg

 あん入り餅

 東北のあん入り餅は直接に冷凍保存できる。蒸しても焙煎にしても非常に美味しい。

微信图片_20210203092955.jpg

 凍り餃子

 餃子は冬の重要な主食だ。吉林の人はよく餃子をたくさん作って冷凍し保存する。食べる時は冷凍した餃子を煮るだけでいい。美味しくて便利だ。

微信图片_20210203093009.jpg

 昔はストーブ、オンドル、今現在は暖房、電気ストーブ、採暖設備によって冬の吉林の室内は常に春のように暖かい。そのため、暖かい室内でさわやかで美味しく、のどを潤うこともできる「凍り物」を食べることが好みになる。これは、中国東北の人の「なれた味」と言える。

作者:小吉編集:崔煜

関連ニュース