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    国務院はこのほど、国家級無形文化遺産リスト(第5回)計185項目を発表ました。これら項目の選出では、地域のバランスある発展と国家戦略へ貢献が重点的に配慮されました。今回は、広西チワン族自治区柳州市の螺螄粉(ルオスーフェン/タニシ・ ビーフン)、河南省の有名なスープである胡辣湯、福建省三明市沙県の軽食なども選ばれました。

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    グルメ界には、三つの「魔性の存在」があると言われています。ドリアン、臭豆腐(豆腐の発酵食品)、そして螺螄粉です。いずれも、嫌いな人は避けて通るほどですが、好きな人は食べれば食べるほどやみつきになってしまうというのです。今回の国家級無形文化遺産リストでは、螺螄粉と湖南省長沙市の火宮殿臭豆腐が選ばれました。螺螄粉には酸筍(スワンスン)というタケノコの発酵食品やピーナツ、腐竹(乾燥湯葉)、干し大根などを使い、最後に新鮮なタニシ・スープで仕上げをします。多くの人に愛されるようになった螺螄粉は、かつては道端で売られていましたが、今や100億元規模の大産業に発展しました。河南の人にとって、朝食には胡辣湯が欠かせません。たった1杯の胡辣湯を作るにも、30種近くの調味料と食材が必要です。関連部門の統計によりますと、人口がわずか5万人の河南省周口市逍遥鎮の場合、2万人以上が全国20以上の省(含、中央直轄市、自治区)に広がって、胡辣湯を売るなどで生計を立てているとのことです。(殷、鈴木)

作者:編集:崔煜

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