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 日本の現代美術家・奈良美智さんの中国で最初となる個展が上海で開かれています。子供のような無邪気な一面と、現実世界の煩わしさから逃かれようとする心の葛藤。奈良美智さんならではの特徴を見せた芸術作品から、現代人の複雑な感情を垣間見ることができます。

奈良美智の中国初個展 上海で開催

 個展の入り口には、奈良美智さんが1960年代から1970年代にかけて集めた300枚以上のレコードが、壁一面に展示されています。音楽はインスピレーションの一つで、これらのレコードが、アーティストとしての原点であると紹介されています。

 そして、見逃せない展示の一つは、2008年に奈良さんが作ったミニチュアハウスです。これはアーティストのスタジオを再現したもので、テープレコーダーの曲は、実際に奈良さん自身がラジオで録音したものです。

 音楽のほか、個展では20年近くにわたる奈良さんの幅広い芸術作品が展示され、絵画、彫刻、陶器、700を超えるスケッチや原稿などもあります。奈良美智さんの個展は9月4日まで開催されます。

記者:編集:崔煜

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