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 中国では、今月3日から清明節(墓参りに行く風習がある伝統的な日。今年は4月5日)に伴って3連休となっています。中国民政部の統計によりますと、連休初日の3日に墓参りをした人の数は昨年の同じ時期に比べて約7割減少しました。一方、インターネット上の特設サイトで「オンライン墓参り」をした人は約3倍増えたということです。

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特設サイトでのオンライン墓参り

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国では、密集を避けるために、今年の清明節にオンラインでの墓参りや家で先祖を偲ぶことが呼びかけられています。それに加え、感染予防・抑制のため、各地にある1万8000カ所あまりの霊園などが閉園・閉館となっていて、墓参りに行く人の数は大幅に減少しました。

 民政部の統計では、開放されている霊園など1万8925カ所が3日に受け入れた利用者は延べ583万人で、昨年の同じ時期に比べて69.8%減りました。

 一方、中国では、オンライン墓参りのために2304の特設サイトが開設されていて、3日の利用者は昨年の同じ時期より275.7%増え、延べ695万人でした。(鵬、CK)

記者:編集:崔煜

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