トップ>スポーツ

 中国では各地の気温上昇に伴って、スキーシーズンが終わりに向かっています。その一方で、室内スキー場を訪れる利用者が、例年よりも増加傾向にあることが分かりました。

 北京郊外の大型室内スキー場では、入場券を買い求める列が見られました。季節や天気の影響を受けずに、一年中、練習できることが室内スキー場の魅力です。スキー場経営者の話では、今年の春節(旧正月)以降、利用者の数は例年より30%増えて、ピーク時の来場者数は1日2400人を超えたそうです。

 また、雪がめったに降らない四川省成都市でも、室内スキー熱が高まっています。同市にある室内スキー場の経営者の話では、利用者は増え続ける傾向にあり、いま、一日あたり延べ6500人から7000人が利用しているということです。

 なお、「2020中国スキー産業白書」によりますと、中国では、2020年末までに室内スキー場の数が36カ所に達し、世界最多となっています。一方、2020年の室内スキー場の利用者数はスキーヤー全体の2割であったことから、今後も大きな伸びしろがあると期待されています。(Yan、謙)

記者:編集:崔煜

関連ニュース