向海国家級自然保護区は松遼平原の端に位置し、コルチン草原東部の辺境地帯である白城市通楡県域内、国家4 A級観光地、国家級自然保護区で、コルチン草原中部に位置している。総面積は105467ヘクタールで,典型的な草原地形である。南北最大45キロ、東西最大42 km、西は内モンゴル科右中旗に接し、北は洮南市に隣接している。保護区南部には霍林河が東西を貫いており,中部には額穆泰河が湿地に流れ込み,北部では洮児河の水がダムに注入されている。保護区は通楡県の5つの郷鎮場,十二村,三十二の自然屯にまたがっており,人口二万人は区内で農,林,牧,副,漁の各業で生産している。区内には自然資源が豊富で、20種類以上の林木と200種余りの草本植物がある。3本の大川(霍林河、額穆泰河、洮児河)の横断区域内に、22個の大型と百個の小型自然泡沼星羅棋布、産魚20種余り;鳥類173種、16目、40科、98属に属し、その中に鶴類6種があり、全世界の15種の40%を占めている。珍しい鳥類としては,タンチョウ,白枕鶴,白頭鶴,灰鶴,白鶴,白鳥,イヌワシなどがあり,遠近で知られる「鶴郷」となっている。
1992年,わが国は「特に水鳥の生息地としての国際重要湿地に関する条約」に加入し,向海が「国際重要湿地名簿」に登録された。同年,世界野生生物財団により「国際A級自然保護区」と評定された。1993年に中国「人と生物圏」委員会によって「生物圏保護区ネットワーク」に組み入れられた。国家郵便局は2005年7月30日に「向海自然保護区」の特殊切手1セット4枚を発行した。
2009年“鶴舞向海”は“吉林八景”の一つに指定され、吉林省では“東に長白あり、西に向海ある”と謳われ、吉林のシンボルとなっている。