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 外交部の毛寧報道官は14日の定例記者会見で、「世界のサプライチェーンの不調と世界経済の成長の低迷の中、中国と欧州を結ぶ貨物列車『中欧班列』の今年の運行本数は、予定より早く1万本を突破した。これは、実に心強いニュースだ」と述べました。 

 報道によると、今年1万本目の「中欧班列」がこのほど欧州に到着しました。今年の運行1万本突破は、昨年より10日早まっています。 

 毛報道官は記者からの質問に答え、「現在、中欧班列の運行路線は82本に達し、欧州24カ国の200都市に通じており、中国・欧州間の貿易を円滑にする『加速器』となっている。中欧班列の運行は、沿線国と地域の経済と社会の発展を力強く促進し、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定化やアフターコロナ時代の世界経済の回復の推進に、重要な役割を果たしている」と説明しました。 

 毛報道官はまた、「中国と欧州は重要な経済貿易パートナーであり、開かれた世界経済を構築する重要な力である。コロナ禍をはじめとする複雑な要素の影響を受けたものの、中国と欧州の経済貿易協力は依然として高い強靭性と活力を見せている。2021年の双方の貿易額は8200億ドルを超え、過去最高を記録した。さらに、今年上半期、EU統計局が発表した最新データによると、EU27カ国の対中貿易額は、前年同期比28.3%増の4139億ユーロとなった」と述べました。 

 毛報道官はさらに、「ますます複雑化する国際情勢に直面する今、世界に必要なのは壁を築くことではなく、橋をかけ、道を作ることだ。中国と欧州が進むべき道は、手を携えて発展と繁栄に向かい、国際協力と人類の進歩を促進することだ」と指摘しました。(ZHL、MN)

記者:編集:崔煜

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