中国中部の湖北省にある世界最大の水力発電ダム「三峡ダム」の水位が10月31日、目標値の175メートルに達しました。
三峡ダムの水位が目標値の175mに
三峡ダムが175メートルの貯水目標を達成したのは12年連続のことで、全面的に竣工し、正常運行期に入った去年以来、初めてのことです。175メートルという貯水量は三峡ダムにとって正常な水位で、各種の機能を全面的に発揮する上で重要な指標です。今回の貯水は9月10日から始まり、52日間にわたる貯水期間の平均放水量は1秒あたり2万1700立方メートルに達しました。今年秋の洪水防止や電力需要の確保、中流・下流地域の水の供給をサポートしてきました。
今回の貯水目標の達成は今年冬から来年春にわたる水の供給、発電、水運などの確保につながるとみられています。(鵬、星)