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 6月15日に北京で開催された「上海協力機構(SCO)デーレセプション」で、王毅国務委員兼外交部長がビデオ方式で挨拶を行いました。

 王外交部長は、「20年前、21世紀の幕開けと共に、中国、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンの6カ国の元首がSCOの設立を正式に宣言した。『上海精神』の指導の下、SCOは国際的な情勢の激変を経験し、各分野での協力を絶えず深め、地域の実情と各方面のニーズに合致した協力と発展の道を歩んできた。また、新たな形の国際関係と人類運命共同体の構築のために重要な模索を実践してきた」と語りました。

 王外交部長は、「新たな歴史の起点に立って、SCOは世界の平和と発展促進のためにより大きな貢献をしていく」と述べ、四つの提案を行いました。

 一つ目は、「運命共同体」の新たな模範を打ち立てること。「上海精神」を継承し発揚して、外部勢力が各国の内政に干渉することに反対します。

 二つ目は、協力とウィンウィンの新たな原動力を解き放つこと。感染症との戦いのために団結を堅持します。力を合わせて「三つの勢力(分離独立派・宗教過激派・テロリスト)に打撃を与え、データセキュリティ、バイオセキュリティなどの新たな脅威や課題に効果的に対応します。

 三つ目は、文化面の自信を強め、異なる文明間の対話と交流、調和と共生を提唱します。

 四つ目は、グローバル・ガバナンスの新たな責任を担います。「国連憲章」の主旨と原則を守り、真の多国間主義を発揚します。(馬げつ・坂下)

作者:編集:崔煜

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