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 王毅国務委員兼外交部長は3日、オンライン形式で中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会合に出席しました。王外交部長は中国・ASEAN対話関係樹立30周年にちなんで、「双方が手を携えて、新たな協力の時代を切り開くべきだ」と示しました。

 王外交部長は「現在、中国では感染症が効果的に抑えられ、経済が持続的に回復し、社会も安定している。これは世界経済回復にも大きくつながる」と述べました。さらに「新たな道のりにおいて、中国は断固として対外開放を拡大し、新たな発展構造を積極的に構築し、自らの発展を通して全世界にチャンスを提供し、中国とASEANの協力に新たなエネルギーを注ぎ込む」とした上で、感染症対策と経済協力の面でASEANとの連携を強めていきたい考えを示しました。

 王外交部長はまた、中国が引き続き「南海における関係各国の行動宣言」の約束を履行し、当事国が直接協議を通じて係争の平和的な解決を図ることを堅持するとした上で、矛盾の激化や食い違いの拡大を招きかねない一方的な行動を取ることなく、海洋分野の実務協力を深めていく考えを示しました。

 ASEAN諸国の外相は、ASEANと中国の関係の積極的な進展、とりわけ双方の感染症対策上の成果を評価し、「中国との関係はASEANにとって、最も実質的で活力に富むパートナシップだ」としています。また、ASEANが「南海行動準則」を巡る協議を継続し、中国と共に南海の平和と安定を守り、地域の発展と繁栄を促していきたい考えを示しました。(洋、CK)


作者:編集:崔煜

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